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奈義/銀杏

椿 苑
Tsubaki En

2022

h1120 w1620 d31

キャンバス・油彩
Oil on canvas

「長年取材している奈義町のイチョウの木。
 木の大きさもあって、樹と対峙した時の感動も大きいが捉え所も難しく感じ、実際に描く季節だけではなく、場の空気感であるとか樹の表情の移り変わりを知りたくて年間を通じて取材した。
 いつもは画面構成を主に考えていることや、冬の寒さの中で春に芽吹くエネルギーを蓄えている状態が、生命力や自然観が表せるのではないか?と思い、葉がついていない姿を描くことが多い。だがこの作品には樹齢1000年にもなろうかという迫力のある幹や、あちらこちらから生えている垂乳根を描き込んでいった。垂乳根は根にも枝葉にも変じたりするそうで、古い時代の植物の特徴を未だ残しているその姿は信仰の対象としても違和感なく捉えられた。そのような迫力と、水分を多分にふくみ、より若々しく見える新緑の頃、霧雨の中、視界が悪くなっている状態の中から浮かび上がるように見えたそれは、神秘的で畏怖畏敬を感じさせられる体験だった。
 その時の“感じ“が少しでも出ていればと思う。」

¥1,430,000

椿 苑 Tsubaki En

主な経歴 1997 大阪芸術大学美術学科卒業 2004 第39回昭和会展招待出品 日動画廊 2006 REAL×REAL -real no jisyo-  勝央美術文学館2010 こけのむすまで 椿苑展   奈義町現代美術館2012 高橋秀監修50回記念展覧会
    美へのまなざし・交差する世界 天神山文化プラザ2017 五月の風ー昭和会入選作家選抜展   日動画廊現在   白日会 会員  岡山県展 招待

主な受賞歴
1997 大阪芸術大学卒業制作展  鍋井賞
2002 第14回しんわ美術展  グランプリ
2005 岡山県美術展覧会  山陽新聞社賞 ‘08
2007 白日会展 一般佳作賞 ‘09白日賞
2011 福武文化奨励賞
2016 第67回岡山県美術展覧会  山陽新聞社大賞

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