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薫風自南来 -山桜・いろは紅葉-

平尾祐里菜
Yurina Hirao

2023

h210 w120 d90

銅, 鉄, 金粉

¥242,000

「薫風自南来 殿閣生微涼」
薫風南より来り、殿閣微涼を生ず意味は「南から初夏のふくよかな香りを漂わせて風が伝わってきた。それは暑さの中、宮殿に涼しさが満たされた。」です。

初夏の初々しい新緑の葉から大自然の生命力を感じます。またその木立を渡って吹いてくる薫風は草花の⻘々とした香りを乗せ、それを身に受けて感じることであらゆる余分なものが風に吹かれ無くなり、何事もありのままに受け入れることができる境地に立てるのです。作中の赤い実は自己の姿でもあり、大地の風を受け自身が熟れていく様を表しています。

平尾祐里菜 Yurina Hirao

広島県生まれ。2023年広島市立大学大学院修士課程修了。大学では金属造形を学び、金属が生み出す錆色や色彩の研究を行う。モチーフは主に植物を扱い、ことわざや禅語など言葉と造形を絡めた作品を制作する。主な展覧会は2022年「金属と木、花と紅葉」、「工の環」、2023年「L GALLERY - Creative Art Space ×SUNMALL」など。受賞歴は2021「卒業制作優秀賞 / 資料館買い上げ」
2022「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION 2022 最優秀賞(アーバネットコーポレーション/東京)」2023「修了制作優秀賞 」。

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