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呼び継ぎ(祈りを呼ぶ地層)
鮫島ゆい Yui Samjejima
2020
h1400 w1600 d50
oil on cotton, panel
欠けた陶器や漆器を金で繕う「金継ぎ」技法のひとつである、「呼び継ぎ」から着想を得て制作したシリーズです。 呼び継がれた器の破片にそれぞれの物語があるように、継ぎ接ぎの絵画が、それぞれの断片の外側へ続く見えない存在を想起させる装置となればと考えています。
鮫島ゆい Yui Samjejima
1988年 京都府生まれ。2010年 京都精華大学芸術学部版画専攻卒業。
京都を拠点に、主に絵画表現を中心とした美術作品の制作、発表を行う。 現在は、時間・存在の概念において異なる事物の断片を組み合わせるように描く手法を用いて、「みえるもの」と「みえないもの」をつなぎ、あるいは両者の境界を示すことを試みている。
近年の個展に、「 もつれるルーパ tangled rūpa 」(GALLERY VALEUR、愛知、2021)、「境界のミチカケ 」(2kw gallery、滋賀、2020)、グループ展に、「 ∃に接続するための方法論 」(TENSHADAI、京都、2022)、「ブルーピリオド展 / BLUE ART COLLABORATION 」(寺田倉庫、東京、2022)、「 エマージング・アーティスト展 」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、2021)などがある。2021年「 NONIO ART WAVE AWARD 2021」(主催:ライオン株式会社)グランプリ・NONIO賞受賞。
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