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安田 知司
Tomoshi Yasuda
2023
h410 w530 d20
パネル、油彩(木製額)
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旅行をするためにガイドブックを見ながら下調べをし目的地を決めて、向かった先での視界は想像していたものと少し違う事があります。
印刷された風景写真は鮮明で詳細な部分までが見えしまい、その場所を知っているかのような感覚を引き起こしますが、実は全く違う身体感覚として記憶に残っていきます。
見えているものと認識していることは別のものではないのか。
自分の視覚世界の曖昧さに気付いてからの周囲の景色は不安定に感じるようになり、正確な記憶というものはないのかと疑うようになってから、見えているのに何を見ているのか分からなくなる事が多くなりました。
見ることへの疑問を起点に画像を構成するピクセルの総数やサイズを調整し、イメージが保持するカタチが見えるか見えないかのバランスで表現する制作が始まりました。
絵具をのせて色面を作り、その結果、向こう側に朧げな図像が浮かび上がるという過程をたどる事は視覚する世界を確かめていく作業です。
その時間の中で私は見ることを再確認したいと思い、制作に挑んでいます。
安田 知司
Tomoshi Yasuda
1985年、北海道生まれ。
2008年に京都嵯峨芸術大学(現・嵯峨美術大学)芸術学部造形学科油画分野卒業。

主な展覧会
「ピントとフォーカス」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2024)
「安田知司 絵画展」(K gallery、島根、2024)、
「ONE ART TAIPEI 2024」(JR東日本大飯店、台湾、2024)
「Appearance」(YOD TOKYO、東京、2023)
「絵具の作法」(日本橋三越本店コンテンポラリーギャラリー、東京、2023)、
「アートフェア東京 2023」(東京国際フォーラム、東京、2023)、
「境界を、ほどくつなぐ」(CHANGTING GALLERY、東京、2023)、
「Tomoshi Yasuda in the PORTER Gallery1」(PORTER OMOTESANDO、東京、2022)、
「Blurred line」(eplus LIVING ROOM CAFE & DINING、東京、2022)、
「ART TAIPEI 2022」(台北世界貿易センター、台湾、2022)、
「あまがさきアート・ストロール in A-Lab Enjoy!」(あまらぶアートラボ A-Lab、兵庫、2022)、
「紀陽銀行 presents UNKNOWN ASIA 2021」(グランフロント大阪 ナレッジキャピタル、大阪、2021)、
「Landscape before being named」(GALLERY wks.、大阪、2021)、
「FOCUS -Four Painters- Various Artists」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2020)、
「real SOU#4 時の戯れ」(茨木市本町センター、大阪、2020)、「シェル美術賞展」(国立新美術館、東京、2018)、
「京都アートラウンジ Exhibition『若手アーティスト20名によるグループ展』」(HOTEL ANTEROOM KYOTO、2018)

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