top of page
ご購入やご質問はお問い合わせをお願いいたします。

バーチャルガール

八嶋 洋平
Yohei YASHIMA
2025
h1620 w1303 d60
パネル、キャンバス、スプレー、プリント、油彩
価格についてお問い合わせより
これまで作品制作のテーマとして一貫して描き続けてきたのは、自身が幼少期や学生時代に経験した強い不安感や孤 独感、または身近な人々の抱えるそうした苦悩や心の葛藤であり、それを、特定の人物ではなくあえて大量生産され たプラスチック製の人形に投影することで、誰もが共感し感情移入できる普遍的な対象として描き、鑑賞者と作品と の対話をより強く促したいと考えています。また近年は、子どもが生まれたことをきっかけに、不安などのネガティブな側面だけでなく、いかにそれが払拭・消化されるのか、また“安心”とは何かについても考えています。

バーチャルガール
2020年からのコロナ禍に、ちょうど地元・島根県の田舎町で生活をしていましたが、当時コロナの影響を直に感じることがほとんどなく(コロナ禍になって2年後に町内ではじめての感染者が出た)、コロナの情報はすべてスマホ越しでした。スマホを見れば目に映る情報や動画は悲惨さや恐怖、不安しかなく、しかしながら幸いにも?なのか、家の窓から外を見れば近所のおじさんおばさんが何人も集まってマスクもせずに談笑していました。このギャップにショックを受けて、何が本当なのか、常に実感が伴わないことに戸惑っていたのをよく覚えています。
スマホ越しに寄りかかる女の子とその周りを取り囲む色鮮やかな花々とのギャップを描きながら、何か確かなものを見つけたいと探っているように思います。
八嶋 洋平
Yohei YASHIMA
1985 島根県飯南町生まれ
2008 京都嵯峨芸術大学(現・嵯峨美術大学)芸術学部造形学科卒業
2013 広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程 単位取得満期退学
2018 ドイツ・ハノーファーにて滞在制作
2021 令和元年度吉野石膏美術振興財団在外研修員としてアメリカ・ドイツで研修
現 在 広島を拠点に制作活動。Cafe and Gallery 鐘や/K gallery(島根) アートディレクター

【主な個展】
2020 「第 36 回上野の森美術館大賞展 絵画大賞受賞者 八嶋洋平展」(上野の森美術館ギャラリー、東京) / 「WAVE HANDS」(靖山画廊、東京)
2021 「TOUCH」(SEIZAN GALLERY NEWYORK、アメリカ)
2022 「FIND LOVE」(K gallery、島根)
2023 「FICTION×NON-FICTION」(福屋八丁堀本店美術画廊、広島)
2024 「INNER CHILD」(gallery G、広島) / 「個展」(ギャラリー大井、大阪)

【主なグループ展】
2018 「第 36 回上野の森美術館大賞展入賞者展」(上野の森美術館、東京)
2019 「Spuren des Wandels」(Lortzing ART、ドイツ)
2020 「なんでもない日ばんざい!」(上野の森美術館、東京)
2023 「Visualization」(gallery UG Tennoz、東京)

【受賞歴】
2016 第 2 回藝文京展 2016 優秀賞(京都芸術センター、京都)
2018 第 30 回全国絵画公募展 IZUBI 優秀賞(池田 20 世紀美術館、静岡) / 第 36 回上野の森美術館大賞展 絵画大賞(上野の森美術館、東京)
2021 第 27 回エネルギア美術賞(エネルギア文化・スポーツ財団、広島)

.

bottom of page